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マチガイのこたえあわせ

日時

7月19日(土)19:00-

※事前に記録映像放映があります。未見の方はそちらも是非。

概要

劇団乾杯公演『街街』作者による、作品解説と自己批判。

「光と術の大いなる影」とは何か?結局誰が小説を書きあげたのか?137億年前の秘密とは?秘薬Willが安藤に効かなかったのは何故か?そもそもそんな話だったっけか?これを聞けば「街街」が1億倍楽しめます。

趣旨

「評論家」って悪い意味に使われたりしますな。入社式の折、社長訓示にもあった。「評論家になるな、行動せよ」って。評論は行動じゃないの?まあ、とにかく、僕は評論が好き。小説でも演劇でも美術でも、「まあまあ面白かった」ってやつの、何か評論を見て「ななな、こんなふかえり深読みができるのか」という体験。特に演劇なんかは、普通に観たときは単純についていけなくて、評論ではじめて意味がわかったりもよくあります。それに、一回ぐらいしか観ないしもっかい観なおしたくても無理だから、評論によって再体験したりする。再演の役割も果たす。コンセプチュアルな現代美術に至っては、作品みなくても、評論で充分楽しめる気もする。

ということで、評論が好き。作家で、ラストシーンから書き始める人や、後書きから書くような、最後から遡るタイプっていると思いますが、僕は更に向こう、作品が終わって出てくる評論から先に書き始める。自分で、評論による楽しみ方を先取りして作品を書く。

ということで、自分で作品解説するのは、なかなか寒いのですが、何時もやってることなので、そういうことです。それに、被評論とでもいおうか、それは著名な名作にしか許されないことだしな。

他者の言及

「街街」について、ネット上で既に言及があります。

ありがとうございます。

山本握微 - Yamamoto Akubi - Email : akubi(at)kiwamari.org